タクシーとハイヤーの料金の違い、車種の違い、勤務形態から給料まで書きましたが最後にまとめたいと思います。
運転の仕方の違い
タクシーの場合
料金や勤務形態もだいぶ違いますが、ハイヤーの教習を受けて驚いたのはタクシーとは運転の仕方、走り方が全く違うことでした。
まずタクシーのお客様は急いでいる方が多く、1分でも早く到着できるルート、また料金が安い最短ルートを走らなければなりません。
朝は通勤で乗る方が多く、制限速度以下で走っていたり、他のタクシーに抜かれたりすると「もっと急いでくれませんか?」と急かされます。
道もそうですが車線選び(常に流れる車線をチョイスするのが基本になる)も重要なポイントになってきます。
そんなに変わらないんですけどね。
またタクシーはメーターの距離と時間で料金が変わりますので、スピードもそうですが信号に引っ掛かりにくい道や、なるべく右折しないで行ける道を選び、少しでも最短距離のルートで進行します。
ハイヤーの場合
一方ハイヤーは、営業や配車デスクが余裕を持ったスケジュールをお客様に伝えているので、お客様が急いでいるケースは稀です。
ただ報道の仕事では急かされることも多いです。
またこちらは到着しているのに、会議が長引き、出るのが遅れ飛行機の出発時刻ギリギリだ...なんてことはあります。
特別な時以外は、とにかく乗り心地の良い、スマートな運転に終始徹します。
タクシーなら当たり前の信号ひとつパスできるショートカットの道路や、細い裏道などは、ほぼ使いません。
急発進、急ブレーキはもちろん厳禁、車線変更もなるべくせずに揺れない運転を心掛けます。
そして道路も基本は首都高を使います。
一般道より早く到着するなら1区間でも首都高に乗ります。
タクシー勤務の良いところ・悪いところ
タクシーは自分の頑張り次第で稼げますし、嫌なお客様に当たっても降車するまでの辛抱です。
隔日12日勤務なら18日休みで自分の時間がたくさん持てます。
給料も自分の努力次第で500万以上、頑張れば600万以上も可能です。
お客様が乗って行先を聞き、直ぐに最短ルートを提案しなければならず、地理には精通していなければなかなか稼げません。
また昼間は急いでいる方が多く、深夜は酔っぱらった客も多く苦労する時もあります。
ハイヤー勤務の良いところ・悪いところ
高級車に乗れて、普段会うことの出来ないVIPや、芸能人をオモテナシするという機会があります。
給料は400~450万円スタートで、500万前後のドライバーが多いでしょう。
拘束時間が長くなりますので、空き時間を上手く利用できる人は向いていると思います。
流しでお客様をお乗せする訳ではないので、ルートを予め下調べ出来ますので地理に不安があってもなんとかなります。
走行距離はタクシーの1/3程度ですから、タクシーに比べて身体は楽です。
乗務してしばらくすると、委託の話が来るようになり、自宅から近いお客様を担当すると、通勤が楽で勤務もかなり楽になる傾向にあります。
以上を理解した上で自分はあえてハイヤー勤務を選びました。
みなさんは、どちらを選びますか?
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