タクシー用車両のクラウン
今日はタクシーに使われるクラウン・スーパーDX・Gパッケージについてお話します。
タクシーって、どんなクルマ?
お金を払えば目的地までまで連れていってくれる...
そういうことじゃなくて、タクシードライバーが乗る、いやハイヤードライバーも研修で乗るタクシーで使われるクルマについて書きたいと思います。
クラウン「スーパーデラックス・Gパッケージ」
まず私のいた営業所のクルマは9割がクラウンのスーパーデラックス・Gパッケージでした。
通称「クラウン・Gパケ」です。
残りの1割は新しく導入されているJPN TAXIと、アルファード、エクスファイアなどのワゴンタクシーでした。
色は黒が9割、4社カラーの黄色が1割位ですかね。
我が社は2020年のオリンピックまでには全てのGパケがJPN TAXI(ジャパンタクシー)に代替えされるそうです。
タクシーでは不評のプリウス
他社では燃費の良いハイブリットのプリウスも使われていますが、自分の会社では1台もありませんでした。
乗り心地が良くなく、お客様から不評で「手を挙げたお客様が、タクシーが近づきプリウスだと分かると手を下ろしてしまうことがあるというのがプリウスをやめた理由だそうです。
私も所有していたことがありますが、旧型プリウスは乗り心地がいいとは言えなかったですよね。
クラウンのGパッケージ、実は中身が旧型マークⅡ
で、クラウンのGパッケージですが、クラウンなのに幅が1695mmしかありません。
現行トヨタ車で1695mmの幅というと、ヴィツと同じということになります。
運転してみてわかりますが、クラウンなのにとても小さくて(マークⅡですが)FRなので小回りが利き運転しやすいですね。
ただし本当のクラウン?と比べると、乗り心地はかなり悪いです。
それもそのはず、プラットフォームは1988年に発売されたX80型のマークⅡと同じだそうです。
そう言われてみると、30年前に知り合いが乗っていて何度が運転したことがあるのですが、乗り味というか、緩い感じが似ているかも知れません。
エンジンも3Y型と呼ばれるハイエースなどの商用車に使われるエンジン(もちろん4気筒エンジン)が搭載されています。
どうりで60万キロとか平気で走っちゃうんですね。
先輩方が「これはクラウンじゃない。」と良く言ってましたが、ハイエースのエンジンを積んだ30年前のマークⅡとは思いませんでした。
新車価格は277万円程だそうです。