タクシーのナビゲーション
タクシー・ハイヤー会社に転職して2か月目・・・
タクシースクールでの座学はこれで最後、今回はタクシーに搭載されているナビゲーションシステムの話です。
タクシー仕様の専用ナビ
自分の会社のタクシーに搭載されているナビはカロッツエリアやストラーダなどの大手メーカーのナビではなく、車載型のアンドロイドの小型タブレットにコンピューターシステムメーカーが開発したソフトウェアがインストールされています。
前回お話しした通り、タクシーメーターとスーパーサインと連動しています。
専用ナビと違いますので、一長一短あります。
使ったことがある方ならイメージしやすいと思いますがスクロール等が「ヤフーカーナビ」のような使用感です。
タクシー専用ならではの高機能性
タクシー用にチューニングされているのか「交差点名」で行き先を検索出出来たり、ホテルなどの施設は車寄せに案内されます。
また右折禁止の交差点等は右折で案内しないよう工夫されています。
トイレや休憩をとる際に、スーパーサインの表示を「回送」のまま戻し忘れていてもナビに「回送」と表示されているので、すぐに気がつきますし、「休憩」を入れたまま走りだしても自動で解除されるのでとても便利です。
車速パルスも取っているし、自車位置もほとんどズレることはありません。
施設などの検索方法
しかし、せっかくアンドロイド対応のソフトウェアのナビなのに、曖昧な検索だとグーグルのように施設などの名称が候補表示されません。
例えばホテル雅叙園東京というホテルがあります。
このホテルは2017年4月に「雅叙園」→「ホテル雅叙園東京」という名前に変わったのですが、ナビのデータが2017年4月以前のデータらしく「雅叙園」で検索しても出てきません。
正確に「ホテル雅叙園東京」と入力するか、「ほてるがじょ・・・」位まで入力する必要があります。
スマホやパソコンなら間違いなく検索できると思いますが、アンドロイドを搭載しているのにこのあたりがメーカーナビと同じというのが不便ですね。
もちろんヤフーカーナビならこのようなことはありませんよね。
優秀な音声認識システム
また音声認識システムも搭載されており、こちらはかなり優秀です。
交差点名や施設名を正しく発音すれば必ず候補表示されます。
「遠回りの道を案内するから信用できない」などと言ってる同僚がもいましたが、ナビってそういうもんですよね。
配属された営業所の10年以上のベテラン乗務員さん達にお聞きすると、ナビは渋滞情報と所要時間を参考程度に見るだけで、ルート案内は基本的に使用しないという方々がほとんでした。