タクシーの走り方の基本
自分が配属された営業所は大田区にあり、教官からの話を聞くと、最初 (特に日中) は港区、品川区、目黒区、渋谷区を中心に営業するらことが多いらしいです。
慣れない最初は無線も取れず、駅やホテルのタクシー乗り場にの付け待ちも出来ませんので流しでお客様を探すしかありません。
最初は、都内の道もよくわかっていないのに道端でタクシーに乗りそうな人をキョロキョロ探しながら運転しなければならず、これが結構大変です。
普段2車線道路は走りやすい右側を走っている人が多いと思いますが、空車のタクシーは基本的に左側を走らないとせっかく見つけたお客様をお乗せ出来なくなる可能性があります。
お客様の探し方
お客様がいた!と思い、減速しながらハザード出して左に寄せようとすると、後ろから自転車が来ていてヒヤッとしたりします。
また流しのタクシーを探している人って横断歩道にいることが多いんですよね。
道路に出てきて来る車の方を睨んでいるような人は直ぐにわかりますが、横断歩道の先頭にいる人が、最初は横断歩道を渡ろうとしているのか、タクシーに乗りたいのか良くわからず減速してしまったり、突然手を挙げられて停車できずお乗せ出来なかったこともあります。
海外からの観光客がカメラを持った手を挙げて、建物の写真を撮っているのに反応して減速したり、挙げ句の果てには頭掻いてるオジサンに反応してしまったり...もうほとんど職業病です。
朝の通勤客
最初に驚いたのは、朝の通勤にタクシーを使っている人が沢山いるということ、また初乗り410円をフル活用し、港区(だけじゃないですが)の特に高輪、麻布あたりに住んでる人はタクシーを足代わりに使っているひとがものスゴく多いことでした。
朝はこの通勤客を狙って都心(東京の丸の内方面)に頭を向けて走ります。
ルーはいくつかあるのですが、自分は平和島あたりから第一京浜を品川方面に向かうルート、大井競馬場あたりから海岸通りを田町方面に向かうルート、環七を上がって中原街道を五反田方面に向かうルート、環七をさらに上がって目黒通りを目黒方面に向かうルートの4ルートのいずれかを走行しておりました。
次回はドキドキワクワクのタクシー初乗務日記です!