同じ目的地でも付ける場所が違う
最初の目的地・慈恵医大病院、場所は把握していましたが、外来棟と入院棟でつける場所が違います。
お客様役の教官に聞くと「おみまいに行く」とのこと・・・(設定ですけど)
ということは入院棟なので、愛宕下通りから入るところです。
タクシーに交じって車寄せにクルマをつけてお客様を降ろしてから、警備員にどこで待てばいいか聞くと「立体の駐車場に入れてください」とつれない返答。
しかたなく車寄せが見える道路で待ちます。
20分ほどして車寄せにふたりの教官・・・いやお客様の姿が見えましたので再び車寄せにクルマをつけます。
乗り込んできたお客様に次の行き先を確認すると、「次は新宿のハイアットね!」とのこと。
新宿には「パークハイアット東京」と前はセンチュリーハイアットという名前だった「ハイアットリージェンシー東京」があるので確認すると、教官は「リージェンシーの方!」と「確認したか...」と苦笑い気味。
一般道ではなく首都高が基本
ホテルハイアットリージェンシーの場所は新宿、慈恵医大病院から近い「芝公園ランプ」から首都高に乗ります。
特に目立った渋滞もなく「新宿ランプ」で降りてなんなくハイアットに到着、車寄せ前で待ちます。
20分程で教官が戻り、次の目的地雅叙園へ・・・コースは「新宿」→「目黒」か「初台南」→「五反田」か迷いました。
しかし、C2(首都高環状2号線)が渋滞していなかったので、少し戻る感じになるのは承知の上で最短の「初台南」→「五反田」を選択しました。
雅叙園で教官が降りる際「あっ羽田に行く前に1か所寄って欲しいんだよね・・・」
きたっ!どこだ?
「どちらにお寄り致しますか?」と恐る恐る聞くと「うん、日赤病院に寄って!」
広尾の日赤病院か・・・予想していた恵比寿ガーデンプレイスではなかったですが、日赤病院(正確には日本赤十字社医療センター)ならガーデンプレイスの横を通り、明治通りの「広尾一」を突っ切ればいいので、ほぼ予想通りでした。
湾岸線も羽田線も事故で真っ赤 !?
しかし日赤病院に着いてから問題発生です!
羽田発は15時発のANA便という設定、教官が出てくると言った時間が14時00分・・・つまり1時間あるので普通なら余裕のはずです。
一番近い「天現寺」から首都高に乗り、2号目黒線から都心環状線に入り、浜崎橋JCT→1号羽田線→芝浦JCTから11号台場線に入りインボーブリッジを渡って、東関道西行きで「空港中央」までは30分かからないと思います。
しかし...なんと東扇島あたりで事故らしく×マーク、湾岸トンネルの入口~有明付近まで真っ赤なのです!
湾岸がダメなら1号羽田線で...と思うところですが、羽田線も大師の先に×マーク、事故で真っ赤です。
さて、どうしよう...
湾岸より羽田線の方が赤い渋滞情報が若干短い...
しかし湾岸トンネルに入って動かなかったら迂回も難しくなる...
湾岸は3車線、羽田線よりは流れるかな...
色々な思いが頭をよぎります。
迷った挙げく湾岸線を選択、湾岸トンネルから先はノロノロ...途中止まり止まり走り走り、なんとか14時45分に羽田第2ターミナルに到着しました。
教官から「はい、検定は終了です、お疲れ様でした!」の声に安堵しました。
羽田から営業所に戻り、夕方教官に呼ばれ検定の内容についての結果を聞きました。
合格!ハイヤードライバーへ
「結果から言うと合格です」
おお!良かった!
点数は100点満点中、90点でした。
マイナス点はルートとのことでした。
慈恵医大病院から新宿方面は「芝公園」から乗るよりもよりも「霞が関」、ハイアットリージェンシー東京から雅叙園東京へ行く際、「五反田」で降りて、自分は山手通り「かむろ坂下」をUターンしましたが、五反田を降りて、一つ目の交差点を左折して目黒川沿いを通った方が近いという指摘でした・・・なるほど。
どちらも致命的なロスというわけではないので、5点づつマイナスでした。
ということで、明日からプロのハイヤードライバーとしてデビューが決定しました。
長かった研修
10月末に入社し、
step.1 2種免許合格
step.2 地理試験合格
step.3 タクシー研修
step.4 タクシー乗務研修
step.5 ハイヤー研修
step.6 ハイヤー見極め試験合格
長いステップを経て、やっとプロのハイヤードライバーとしてデビューすることが決まりました。
5か月間・・・ホントにホントに長かったですが、明日からの乗務でどんなお客様を乗せるのか?
どんなところにお送りするのか!?
ワクワクのハイヤードライバーデビューです!