タクシーやハイヤーのドライバー職について、女性から何件かお問い合わせを頂いたのでお答えしたいと思います。
タクシーは運送業ではなく、サービス業
まず「女性でも務まりますか?」とよく聞かれるのですが、全く問題なく務まると思います。
むしろ地理に精通していることよりも、きめ細かなサービスとホスピタリティを求められるタクシーやハイヤーのドライバーは女性に向いている仕事だと思います。
意外と稼げるタクシー、なぜ女性向きの仕事?
ではハイヤーとタクシー、どっちが女性ドライバーが多いかということになりますが圧倒的にタクシーです。
たまにしかタクシーに乗らない方でも、1度は女性のドライバーさんが運転するタクシーに乗ったことがあると思います。
年収400~500万なら普通に稼げて、ちょっと頑張れば600万オーバーも可能なタクシードライバーの仕事は、男性のみならず女性からみても魅力的な職業だと思います。
タクシーの詳しい給料体系の記事はこちら
あとは隔日勤務なら、明け番と呼ばれる休みを入れると、月に17日も休みがあり、稼げるのに休みが多い仕事です。
稼げるのは2年目から
ただし、仕事に就いた初年度はそんなに稼げないと思って下さい。
女性ドライバーの500万オーバープレーヤーから聞くと、やはり1年目より2年目、そして3年目に500万をオーバーし、600万が見えてきたとおっしゃいます。
地理に精通し、お客様がいる場所が分かってくる2年目以降、余裕が出来てきます。
コツコツ型の女性に向いている仕事だと思います。
またお客様から指名も多く貰ってるのも、女性タクシードライバーの特徴だと思います。
女性には大手4社がおすすめ
運転に自信がなくても大日本帝国(大和・日本交通・帝都・国際)の4社の大手なら素晴らしい研修施設がありますし、2種免許を持っていなくても、30万円近くかかる2種免許取得費用を会社が全額負担してくれます。
また大手の営業所には女性専用の浴室や仮眠室、パウダールームを完備しているので気持ちよく働けると思います。
やる気を見せるなら直接電話!条件を比較したいならエージェントに登録!
タクシードライバーを職業にして高収入を目指す女性は、やる気をみせて採用課に直接電話して面接を受けるのもいいと思います。
働く時間や給与体系など様々な条件を色々吟味したい方は、会社説明会などに参加するのもいいですし、早く仕事に就きたい方は、エージェントに登録するのが近道です。
エージェント経由で入社すると、30万円以上の入社祝い金が貰える場合もあります。
特にお子さんがいる女性は、休みや細かな勤務条件が合ったタクシー会社を紹介してくれます。
圧倒的に少ないハイヤーの女性ドライバー
一方ハイヤーですが、女性ドライバーの割合はかなり少ないです。
タクシーの女性ドライバーの割合は約3%と言われていますが、ハイヤーは1%以下です。
ハイヤーの女性ドライバーが少ない理由のひとつに、ハイヤーの勤務形態があります。
ハイヤーは女性に不向きな勤務体系がネック
ハイヤーの勤務拘束時間は長く、残業や突然の休日出勤が多いです。
役員の会食や報道の仕事に付くと、何時に帰れるか読めません。
一方タクシーは、次に誰がクルマを使うかが決まっている為、日勤であれば残業は無いし、休日出勤も絶対にありません。
ドライバーを目指す女性の中には、最近は新卒を含め、20代30代の方もいますがやはり40代で子供さんがいらっしゃる女性が多いです。
とにかく時間が不規則なハイヤー
子育てを抱えた女性には、勤務時間が長く、また終了時間が不確定だったり、休日出勤が多かったりの不規則な勤務形態が敬遠されているのだと思います。
さらにハイヤーの勤務形態は1泊2日や、2泊3日のダイヤが普通です。
会社に宿泊するのが常のハイヤー
日勤でも会食などでお客様をお送りし帰庫しても終電が無くなると、会社に宿泊しなければならず、勤務形態そのものが女性向きではないと言えます。
また女性用の宿泊設備がないハイヤーの営業所は多いです。
女性ドライバーの指名は多いが...
しかし女性社長さんなど、お客様から女性ドライバーを要望されることもあります。
ハイヤー会社もタクシーと同じく女性ドライバーを増やそうと努力はしているようです。
子育てが終わっていてハイヤードライバーを目指している女性も、女性を歓迎している会社を紹介してくれるエージェントなどに登録し、タクシーとの条件を比較してみるのもいいと思います。