新型レクサスLSの最大の内装
乗り心地は?の連続でしたが続いて内装のインプレッションです。
LSにはヨーロッパ車を意識して、ホワイトのレザーが奢られた内装など5色を用意。
ハイヤーはインテリア全てブラックです。
Fスポーツにはフレアレッドと呼ばれるイタリア車のようなスポーティな赤いシートの内装も用意されている。
ステアリングは口径も小さく、スポーティーだが「スポーツ」モードにしても操舵はかなり軽い。
電動パワーステアリングの感触もプリウスより若干マシかな...と思える程度で「油圧のようなしっとりした手応え」はない。
好みの分かれるところだが、軽い上にセンター付近で若干曖昧な感じもあるのでもう少し手応えが欲しいかな。
担当車のシーマの方がBMWに近いどっしり感を感じます。
前回の試乗インプレッションでも書きましたが、ウィンカーレバーがオモチャみたいです。
操作すると「カチャっ」と音がするし、操作した感じがビックリするほど安っぽい。
高級感が希薄なメーターパネル
インパネの液晶はかなり高精細、大変キレイで見易いが、軽自動車のインパネみたいに小さくてあまり高級感はない。
まぁ...役員車として割りきればスピードメーターとオドメーター、燃料計、外気温計だけあればいいんですけど(笑)
ナビも12.3インチの大画面。
メルセデスとBMWの中間のような画面配置。
画面は見易いし、ナビとしては最新の機能が搭載されていていいんですが、操作が最近のレクサスお馴染みのパット式。
1日乗って少し慣れましたが、自分は慣れているのでBMWや日産のようなダイヤルの方が好きです。
シートはいいですね。
形状や作り、セミアニリン本革の材質共に抜群です。
こっそり後席のマッサージ機能も少し使ってみましたがこれは快適。
ルーフライニングもとてもシッカリとした作りでヨーロッパ車を意識した作りと配色でコストがかけられているのが分かります。
木目の柄はこれまた好みの分かれるところ。
ドアトリムの形状などはアンビエントイルミネーションが埋め込まれ、立体的で新しいデザインです。
驚いたのは助手席のフロアマット。
何故か小さすぎ、サイズが合ってないみたいなデザインです。
助手席フロアの半分位の面積しかカバー出来ていません。
新型LSの内装、○と×(こんなクルマ)
ココがおすすめ
・フロントパネル、ルーフライニングのデザインや材質
・シートのデザイン、本革の材質
・マッサージ機能を含めたシートの快適性
・ドアトリムの造形、デザイン
ココがダメ
・軽自動車のような小さいインパネ
・シフトレバーがプリウスやアクアのを巨大化させたようなデザイン
・ウインカーレバーの操作感と音が商用車並みのショボさ
新型LS、インプレッション総まとめ
ハイヤーとして使うには、全体的にスポーティ志向に振りすぎだし、エンジン音も車内に入り過ぎ。
GSならこれでいいと思いますが、LSはもっと静かでもう少し柔らかめのエアサスのセッティングにするべきだと思います。
内装の作りは先進的で和のテイストを取り入れたデザインで悪くないと思いますが、操作感などが安っぽいところは残念です。
中古で考えている方は、旧型のLS、後期型のハイブリッド600か、出来れば460をおすすめします。
是非、カーグラフィックTVで松任谷さんが絶賛していた、旧型LSのプラットフォームとパワートレーンを採用した新型センチュリーに乗ってみたいです!
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リースナブル