先日、担当車シーマが1回目の車検で、朝イチでディーラーにクルマを持って行ったところ、その日の昼前に電話があり...「ミッションからオイルが漏れているので交換が必要です」とのこと。
「念のため部品は取り寄せてありますので、2~3日で修理出来ます」とのこと。
え!ホントかよ...「やるな、日産!」
シーマの7台中、5台がミッションを交換している
実は以前、ゴルフ場でお会いした他社のドライバーさんから「このシーマ、ミッション交換してますか?」と話掛けられたことがあったのです。
そのドライバーさんの会社の営業所にはシーマハイブリッドが7台あるそうですが、そのウチの5台はミッションを交換しているとのこと。
シーマとフーガ(y51型ハイブリッド)は突然「走行不能」になる
なんでも突然「走行不能」になるらしいです。
しかも2~3万キロの低走行車でも突然走行不能になるそうです。
シーマハイブリッドは2012年5月にデビューしたクルマです。
駆動系や足まわりのコンポーネンツを共用しているフーガは2010年10月にデビューしています。
過去のリコール情報
エアバッグのリコールを除くと、走行系のリコールは過去2件あるようです。
詳しい内容は下記の通り。
2014年09月19日届出のリコール
エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切な為、アクセルをオフにしていても加速してしまう。
詳細はこちら
2016年7月8日届出のリコール
ハイブリッドパワートレインコントロールモジュールの制御プログラムが不適切でリコール届けが出ています。
メーカーホームページの詳細はこちら
しかし、メーカーのホームページを見ても、今回のようなミッションのリコールの届け出は出ていません。
フーガとシーマ、走行不能の原因、ミッションのトラブル実例多数
車検に出した自分の担当車は、「ミッションからオイルが漏れているので、直ちに交換が必要でそのまま放置していると走行不能になる」と言われました。
先日ゴルフ場でお会いしたドライバーさんの話と合致します。
ミッションの交換費用は40万円!
ハイヤーはリース車なので特に会社の負担はないようですが、ディーラー担当者の話では、交換費用は約40万円とのこと。
修理すれば20万程で済むようですが、面倒なのか、修理しても再発するのを分かっているからなのか、ディーラーはミッションまるごと交換することをを勧めているようです。
法人所有やリース車の場合は交換を勧め、個人所有の場合は費用の件でもめるらしく、修理で済ませているケースも多いようです。
走行50,000キロ、または10年経過の早い方が保証期間
ミッションのメーカー保証は50,000キロ、または10年のうち、早い方です。
自分の担当車は、走行距離は51,000キロでしたので、今回は有料になりました。
会社のクルマだから「あーそうですか」となりますが、プライベートで所有していたらとても痛い出費です。
2019年2月時点でリコールにはなっていませんが、ディーラーのサービスの方の話ではあまりにも不具合が多いので「今後リコールになる可能性もある」とおっしゃっていました。
人の命に関わるブレーキとか操舵系とかの不具合じゃないので、後回しなんでしょうか。
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リースナブル
ミッションの対策品は出ていない!
自分の担当車は2016年登録の比較的新しいクルマなので、対策部品のミッションが搭載されているのだと勝手に思っていましたが、ディーラーのサービスの方の説明では対策品は出ていないとのことです。
ただし、公表はされていませんが、細かい改良は何度もされているようです。
所有されている方は、5万キロ走行する前に点検して、オイル漏れしていれば保証内での修理(できれば交換してもらう)ことをお勧めします。
というか、ほぼ漏れているようです。
なぜ、車検なのに予めミッションの部品(部品というよりオートマチックトランスミッションまるごと)をを取り寄せておいたのか尋ねると「多分漏れていると思ったもんですから」という返答でした。
おいおい...100%漏れているということ?
これって何でリコールじゃないんですかねぇ...
フーガ、ディグニティのミッショントラブルの記事・続編はこちら
Y51フーガ、シーマハイブリッドの中古車を買うならここに注意!
【フーガ、シーマの中古車購入時の注意点】
走行距離は関係なし!ミッション交換歴を確認せよ!
※走行2~3万キロでも走行不能になった例もあるようです。中古で購入する場合は交換歴があるかどうか確認した方が良いです。
三菱ディグニティは買うな!
※アイドリングが長いクルマに不具合例が多いらしく、ハイヤーや社有車で使われることが多い三菱エンブレムのついたディグニティは、シーマより特に不具合の確率が高いそうです。
黒は買うな!特に品川ナンバー登録は要注意!
※ボディーカラーが黒の品川ナンバー登録されたクルマも社有車やハイヤーで使われた可能性が高く、購入しない方が無難です。
※ただし、社有車はディーラーで整備されることが多いので、整備記録簿にミッション交換歴があるなら問題ないでしょう。