ハイヤーとタクシーの仕事内容や給料の違い、勤務実態を徹底比較!ドライバー必見のゴルフ場運転手控室情報や空港・ホテル・主要施設の車寄せのアクセスも動画付で詳しく解説!

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ハイヤーに転職してみて分かった!|お勧めのハイヤー会社はここだ!

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ハイヤードライバーになるなら、どの会社が一番給料がいいのか?

福利厚生はどこが一番充実しているのか?

とても気になるところです。

ハイヤー会社に転職するなら大手3社?それとも中小?

1年半前、自分もハイヤーの就職先を探している時は、当時の大手4社(現在は3社)・大日本帝国【和・日本交通・都・際】の中からどの会社の面接に行こうか、散々調べまくりましたが、どうせなら大手に行きたいと漠然と考えていました。

[出展]国際ハイヤー

今では大手の他社ドライバーさんや、年収800万円を稼ぐ中小のドライバーさんともお付き合いがあり、色々な話を聞いていると、何も大手にこだわる必要はなかったかなと、思っております。

結論を先に書くと、給料を最優先して考えるなら日本交通が1番稼げる可能性の高いハイヤー会社です。

しかし、あくまでも可能性が高いというだけでハイヤー会社はどこでも変わりないです。

 

なぜ、ハイヤー会社はどこでもいいのか?

どこでもいい・・・というより、収入だけを考えると、会社はあまり関係ないのです。

ハイヤーの仕事はBtoBですから、ドライバーはどこの企業の担当になるか、そして1番重要なのはどんな役員の担当になるかで収入が決まるのです。

配属後の数か月は、役員さんの定期朝迎えや、報道、デパートのワンボックス車での送迎など、ごく一般的なハイヤーの仕事をやることになりますが、ある程度仕事を覚えて会社に信頼されると「委託」や専属担当の話が来るようになります。

 

10人乗りハイエースグランドキャビンでデパートのお客様送迎等は新人が最初にやる仕事[出展]国際ハイヤ

早い人は、営業所配属後1か月で「委託」や専属担当の話がきます。

委託業務は、ハイヤーの泊まり勤務で勤務しているよりも収入が高くなることが多く、収入が安定する傾向にあります。

また基本的に土日が休みになり、家からクルマで出勤することができて(企業の規則で出来ない場合もある)楽なので、希望するドライバーは多いです。

しかし、せっかく委託に出ても、全然動かない(車を使わない)役員さんの担当になってしまうと、最低保証給しか貰えない可能性もあります。

逆に基本給が安い会社でも、会食やゴルフが多く車を使う役員さんの委託担当や、専属になると年収500万~600万以上稼ぐことも可能になるのです。

ハイヤー乗務員の給料は基本給以外に、走行距離と残業時間でほぼ決まりますので稼げば稼ぐほど休みは減り(拘束時間が長くなり)ます。

土日のゴルフは日勤だと稼げるのでみんなやりたい仕事です[出展]国際ハイヤー

ハイヤー大手3社の特徴

近年タクシー・ハイヤー大手4社、大日本帝国【和・日本交通・都・際】のうち、2018年に大和自動車が4社から脱落しましたので、タクシー・ハイヤー業界の求人は大手3社に応募が集中していますが、この3社なら待遇も似たり寄ったり、一長一短です。

やはり、1部上場などの大企業は、ハイヤーも大手3社を使っていますから仕事の量は中小に比べて多いです。

しかしながら、勤務形態などがかなり違いがありますので、自分の希望に合った会社で勤務しないと、後々後悔することになります。

現在はどこの会社でも2種免許は、入社してから会社負担で取得可能ですが、入社数か月で退職した場合は、ペナルティで30万近い免許取得費用を全額返済しなければならない場合もあります。

自分で判断が難しい場合は、エージェントに登録して希望の条件に合った会社を紹介してもらうこともできます。


では、3社の特徴を見て行きましょう。

日本交通

業界トップの規模を誇る日本交通 [出展]日本交通

タクシーハイヤー業界のリーディングカンパニーで、グループ全体の車両保有台数、売上、ドライバー数ともにトップを誇ります。

また、ハイヤーにおける企業契約数も3社の中では1番多いので、仕事の数や委託先も当然多いです。

ハイヤーの勤務体系は日勤が主流で、8:30~17:15が勤務時間で、残業の縛りも業界2位の国際に比べて緩めで、現在3社の中では一番稼げる勤務形態なので、収入重視の方に向いている会社です。

また日本交通は同族企業で、3社の中では良くも悪くも一番体育会系色が強く、先輩後輩の縦関係が厳しい会社です。

国際自動車

充実した教育体制が魅力の国際ハイヤー [出展]国際ハイヤー

業界では日本交通に次ぐ売上、保有台数の規模を誇り、1920年創業の歴史のある会社で、取引企業も多いです。

昔は業界を代表するリーディングカンパニーでしたが、過去にコンプライアンスを守らなかったことでお国から大きなペナルティを課せられた為、取引先が離れてしまったという経緯があります。

その為現在は、コンプライアンス遵守に徹しており、安心して働ける会社と言えます。

3社の中ではドライバー教育に1番力を入れているのも特徴で、カレッジと呼ばれるタクシースクールなどの教育体制と施設が充実しているので、運転や地理に自信のない方に向いている会社です。

新卒や女性ドライバーの採用に力を入れており、ホスピタリティにも優れています。

勤務形態は2つあり、日勤が8:00~19:00勤務、土日休みなので子供が小さい方に向いている勤務体系です。

泊り勤務は8:15~23:15、1泊2日や2泊3日で勤務しますが、タクシーと同じく明け番があり、明けの日を休みとすると休みが多い勤務体系で、休みを有効に使いたい多趣味な方に向いている勤務形態です。

また、最低保証給が255,000円というのも魅力的です。

帝都自動車


京成グループらしい福利厚生などの手厚い待遇の帝都自動車[出展]帝都自動車

3社の中では売上や規模は3番目ですが、京成グループなのでバックは一番大きい会社です。

また独身社員寮を都内近郊に7か所完備、30万円の入社祝い金、6か月間に渡り34万円の最低保証給を用意するなど福利厚生や待遇が手厚いところが魅力的な会社です。

ハイヤーの勤務体系は泊まり勤務のみで、勤務時間が8:30~24:30と長く、ハイヤーでは稼ぎずらい会社と言えます。

ハイヤー大手3社の中で選べばどこ?

給料を含む収入を基準に選ぶなら迷いなく日本交通です。

日本交通の日勤体制は残業になりやすく収入面では有利[出典]日本交通

日勤か泊り勤務か、働いてから決めたい、または255,000円の最低保証給に魅力を感じるなら国際。

3万円前後の独身寮に入りたい、また6か月の間、340,000円の最低保証給が魅力に感じるなら帝都。

いずれにしても、ココ!と決めたら、是非御社で働きたい!稼ぎたい!という意思とやる気をを見せないと、ハイヤー会社と言えど面接で落ちることもありますので注意が必要です。

あえて中小のタクシーハイヤー会社を選ぶメリット

全ての中小のタクシーハイヤー会社がそうとは言いませんが、大手3社に比べて、残業の縛りが緩く、中小のタクシーハイヤー会社の方が稼げる傾向にあります。

ただし、政府が推進している働き方改革で、いつまで大きく稼げるかは疑問があります。

短期的に見ているか、または何年後かに大手に移ることが十分可能な30代の方に向いています。

また、神奈川県の大船、藤沢、鎌倉、逗子などの横浜より西に住んでいる方は、都内の大手に勤めても委託に出してもらえる確率が低く、横浜に拠点を置くタクシーハイヤー会社に面接に行ってみることをお勧めします。

住んでいる場所で給料が変わる理由

意外に知られていませんが、ハイヤードライバーは、住んでいる場所で給料が大きく変わります。

大手企業の役員さんは、東京都内でも世田谷区、港区、大田区、目黒区などの高級住宅地に住んでいるケースがほとんどです。

会社は、役員さんの家から近いドライバーに白羽の矢を立てます。

ハイヤーは出庫した時間から料金が発生するので、当然ですが家が近い方が有利なので、高級住宅地の近く(クルマで20~30分以内)に住んでいるドライバーは委託や専属の話が来やすいのです。

ちなみに私は埼玉県在住なので、一生声がかかることはないと思います(笑)

既婚者有利

既婚者も早く担当が持てる傾向にあります。

会社側も、独身者よりも安定した収入が必要な既婚者に早く委託業務を任せたり、専属を依頼します。

まとめ

①  ハイヤーの給料は会社で変わるというより、担当する仕事で変わる

②  ハイヤーに乗るよりも「委託に出て担当を持つ」ことが収入アップや安定への近道

※ただし、日本交通は日勤のみの勤務体系なのでハイヤーの方が稼げる場合があります

③  世田谷区、港区、目黒区、大田区付近在住だと、比較的早く委託や専属の話が来る

④  既婚者は、独身者に比べ早く委託や専属の話が来る

⑤  稼げるのは夜の会食の残業とゴルフの休日出勤なので、委託や専属の話が来たらまずここを確認

⑥  神奈川在住なら横浜拠点の中小のハイヤー会社が狙い目

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