タクシーの記事でも書きましたが、空港はハイヤーもかなりの頻度でお客様を送り迎えします。
今回はハイヤーでの羽田空港の送りと迎えの仕事内容について書きたいと思います。
羽田空港の送迎は非常に簡単で、空港ターミナルのレイアウトと行き方だけ覚えればOKです。
羽田空港のレイアウト
ご存知の通り、羽田空港には国内線のターミナルと国際線のターミナルがあります。
国内線は湾岸線「空港中央IC」が近いです。
国際線は首都高1号横羽線「空港西IC」のどちらからでも同じ位の距離ですが、都内からだと比較的空いている横羽線の「空港西IC」を使うことが多いです。
羽田空港国内線ターミナル「送り」
国内線はJAL系の航空会社が発着する第1ターミナルと、ANA系の航空会社が発着する第2ターミナルがあります。
地図を見ると分かるように、ふたつのターミナルは向かい合うようにレイアウトされていて、駐車場や出発階と到着階を間違っても1周回れば戻ってこれるように環状になっています。
第1ターミナル、第2ターミナルとも、1階が到着ロビーで2階が出発ロビーになっています。
第1ターミナル
JALの他、スカイマーク、スターフライヤーの北九州、福岡空港便が発着している第1ターミナル。
何故か第1ターミナルだけ、北海道、東北、関西方面に発着する北ウイングと、四国、九州、沖縄方面の南ウイングとに分かれています。
入口の番号(下の小さい数字)でいうと1~4が南ウイング、5~8が北ウイングなので、お客様の行先に応じて近い入口に停めます。
第2ターミナル
ANAの他、エアドゥ、スターフライヤーの山口宇部、関西空港便が発着している第2ターミナル。
第2ターミナルは、第1ターミナルと違い北と南に分かれていませんので、フライト情報で出発便の出発ゲートを調べておきます。
例えば、6:15発の新千歳行きANA0987便のゲートは「52」なので、入口は一番手前の「1」が近いということになります。
これは、第2ターミナルですが、第1ターミナルでも同じようにフライト情報で判断できます。
羽田空港フライト情報はコチラ
国内線は出発時刻の30分前に到着できればOKです。
羽田空港国際線ターミナル「送り」
国際線は、出国審査場がある関係でターミナルもひとつ、入口もひとつだけなので、簡単です。
下の図の「一般車おりば」のあたりで降りてもらえばOKですが、実際のイメージはおりばのもう少し先の駐車場との連絡通路の下あたりです。
左側にある交番を目印にするといいと思います。
ゲート番号や、入口番号も調べる必要はありませんので簡単です。
国際線は出国審査があるので、1時間半前には到着していた方が良いです。
羽田空港国内線ターミナル「迎え」
迎えの場合は、飛行機の到着時間に合わせて空港で待機する必要があります。
ただし、新幹線と違い飛行機は定刻よりも早く到着することもあり、また混雑時は手荷物の受取などで時間がかかり、なかなかお客様が出てこない時がありますので早めに駐車場にクルマを停めて待機する必要があります。
羽田空港の到着階は、駐車禁止の取り締まりが厳しく少し停まっているだけで取り締まりの対象になってしまいます。
ですので基本は駐車場に入れて、ロビーでお客様を待った方がスムーズです。
しかし、国際線は駐車場に入れて待つしかありませんが、駐車場までお客様を歩かせることになります。
国内線の迎え裏ワザ
みんなやっているので、裏ワザとは言えませんが「出発階」で待つという方法もあります。
出発階は、待っているクルマが少ないので比較的待機しやすく、警察もうるさくないのです。
お客様は到着階から出発階までワンフロア上がって来るだけでいいことになり、遠い駐車場まで移動する必要がなくなります。
出発階の一番手前で待機し、出発階の入口から外に出て頂いたお客様から電話をもらい、お客様のいる入口番号まで車を移動し乗車してもらいます。
しかし、パトカーはグルグル巡回していて、お巡りさんが目を光らせて我々を覗き込んでくるのであまり長い時間は停めない方がいいです。
もちろんクルマから離れるのは厳禁です。
まとめ
① 国内線は「空港中央IC」、国際線は「空港西IC」も近い
② 第1ターミナルはJAL系、第2ターミナルはANA系の航空会社が発着
③ 第1ターミナルは、入口番号は1~4が南ウイング(四国、九州、沖縄方面)、5~8が北ウイング(北海道、東北、関西方面)
④ 第2ターミナルは、ウイングがないのでフライト情報でゲートを調べておく
⑤ 迎えは基本、駐車場に入れるが出発階でも少しは待てる