裏ワザとまでは言えないかも知れませんが、知っていると便利なハイヤードライバーにとって切っても切れない首都高のお話です。
首都高に無料で通行できる区間がある!?
厳密に言うと制限速度が40㌔なので高速道路ではないのですが、都心環状線と接続している、通称「会社線」や「KK線」と呼ばれる都心環状線の京橋JCTから汐留JCTまでの区間は無料で通行することができます。
首都高を無料で通行出来るランプはどこからどこ?
「西銀座」→「新橋」、「土橋」→「新京橋」の区間が無料で通行可能できます。
上記の会社線にある入口(西銀座や土橋)には料金所はありません。
ハイヤーの場合、有料か無料なのかはあまり関係ないことですが、八重洲や京橋付近から銀座八丁目や新橋方面へ行く場合、「西銀座」→「新橋」(逆コースなら「土橋」→「新京橋」)は、一般道を走るより確実に早いので、夕方の会食送りの時等は、混雑した銀座の街をパス出来るので大変便利です
タクシーの場合でも、料金が掛からないのでお客さんは喜びます。
首都高会社線が無料で通行できる理由
会社線の下はテナント...つまりクルマが走行している道路の下にお店が入っており、その家賃収入で修繕費なとをまかなっている為、無料なんだそうです。
首都高から直接東京駅(八重洲地下街)へ行ける降車場がある!
ハイヤーもタクシーも新幹線に乗るお客様を東京駅に送ることはとても多いです。
一般道で東京駅に向かうなら、八重洲口で降車して頂くことが多いです。
一般道から東京駅、新幹線改札に近いのは「八重洲口」か「日本橋口」
しかし八重洲口は、ロータリーが小さく降車のタクシーが沢山いるので非常に厄介です。
八重洲通りから東京駅の前を右折してロータリーへ入る場合はまだましですが、鍛冶橋方面から外堀通りを行く場合は、ロータリーへ入るタクシーが多く、タイミングによってはロータリーに入るこどが出来ず、外堀通りの路上でお客様を降ろすことになってしまう可能性があります。
タクシーはそれでも構いませんが、ハイヤーでそんなに危険なことは出来ません。
丸の内北口、南口は停めやすく安全にお客様が降車できますが、新幹線の改札まではかなり歩くことになります。
首都高から八重洲降車場(東京駅)へのアクセス方法
一般道では上記のいずれかの方法を取るしかありませんが、首都高で東京駅に向かう場合であれば首都高を降りずにお客様が降車できる方法があります。
都心環状線内回りから汐留JCT経由してから会社線に入り、西池袋方面の料金所を通過し、八重洲トンネルに入ると左側に首都高出口(駐車場入口)が見えて来ます。
出口方向に進行すると駐車場入口が見えて来ますが、そのまま入口に入らずまっすぐ進行すると左手に駐車可能なホームのようなんですが降車場が見えて来ます。
また日本橋口はロータリーが広くていいのですが、外堀通り通りから行く場合、永代通りとの交差点「呉服橋」がとても混雑します。
扇大橋入口から中央環状(C2)に行けるか?
地図で見ると扇大橋ランプから首都高に入ると、C2の板橋ジャンクション(山手トンネル方面や5号線)に行けるように見えます。
実際に行っているクルマを見かけますが、本来は行ってはいけません。
行っているクルマはいるけど、本来は行けない理由は映像でご確認下さい。
首都高にUターン出来る場所がある!
箱崎JCTと大黒JCTでUターンできます。
箱崎ジャンクションの構造
大黒ジャンクションの構造
首都高の渋滞計測方法は?
渋滞の長さを調べる方法
東名や中央道などの高速道路は、道路に埋め込まれた計測器で計測しますが、首都高は車両感知器によって車両の車両通行台数、速度等を計測します。
感知器ヘッドから超音波を周期的に発射し、車両の存在を感知します。
車両感知器は、本線上約300~600m間隔で設置しており、収集した情報は、通信線を介して中央処理装置に送信され渋滞表示されます。
渋滞・混雑の定義とは?
渋滞と表示される走行速度
◆ 東名などの高速道路 時速40km以下
◆ 首都高 時速20km以下
混雑と表示される走行速度
◆ 東名などの高速道路 時速60km以下
◆ 首都高 時速40km以下
※ただし、東京外環道や京葉道路、アクアラインなどは、時速25km以下、時速20km以下など、路線毎に違った基準値が定められているようです。