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ハイヤー転職2年目|こんなはずじゃなかった[9]のこと

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ハイヤーに就職して2年目、意外にいいなと感じた反面、こんなはずじゃなかったことも沢山あります!

これからハイヤードライバーを目指す方の参考になれば幸いです。

① 新人が広告の平均年収に届くのは至難の技

タクシーやハイヤーの求人広告によくうたわれている「平均年収」。

業界1位の 日本交通のドライバー募集ホームページ によると、ハイヤードライバーの平均年収は530万円となっています。

残念ながら1~2年目の新人ではまず届きません。

求人広告に偽りがあるわけではなく、平均年収を引き上げてしまっているドライバーがいるのです。

「オヤジ持ち」と呼ばれる専属担当は、朝晩の迎えに、夜は会食送り、週末はゴルフと、1日の勤務時間が長く、土日もガンガン出勤していて「平均年収」をグイグイと引き上げているのです。

もちろん、新人でも勤務態度がよく、住んでいる場所がたまたま役員さんの近くだったりすると、良い「委託」や「専属」の話が舞い込んで来る場合もあります。

② ドライバーはいくらでもいるという現実

自分が勤める営業所には、200人以上のドライバーがいて、毎月4~5人の人が、多いときは10人以上の人が配属(入社)されます。

もちろん同じ位の人数のドライバーが辞めて行きます。

ドライバーは募集すればいくらでも応募があります。

自分じゃないと出来ない仕事とか、会社側やお客様もあの人に任せたいとか、そういう仕事ではありません。

自分の代わりはいくらでもいるのです。

いくらでもいなきゃならない仕事なんですけど。

仕事なんてみんなそういうもんかも知れませんが、特にそいうい傾向の仕事なんだと感じています。

③ 待機時間が想像以上に長い

ハイヤードライバーは待つのが仕事と言われてますから、ある程度は覚悟していたつもりですが...まぁとにかく待機時間が多いです。

しかし、慣れてしまいます。

自分は、ハイヤードライバーをはじめた当初は、待機の1時間がとても長ーく感じていましたが、現在お客様の会食で2~3時間程待つ位は、アッいう間に感じるようになって来ました。

④ 睡眠不足との戦い

ハイヤードライバーは、とにかく睡眠不足です。

これは働く環境、つまりどんな担当を任されるかによります。

フリーなら毎日どんな仕事をフラれるかによっても大きくかわります。

自分の場合は、朝は6時起き、週に3日は22時以降の帰宅、土日はどちらかがゴルフ等で出勤、どちらかが休みのようなスケジュールです。

月に4~5日しか休めないので、休みは少ない仕事です。

泊まり勤務なら、明け休みを入れれば12日以上休めますが...人それぞれ考え方が違うのでなんとも言えませんが、自分は毎日家に帰りたいです(笑)

⑤ トイレが近い人はキツイ

自分は水分をあまり取らない方なので、そんなに切羽詰まったことはないですが、銀座や六本木の路上で待機しなければならない時などは、長時間トイレに行けないこともあります。

コインパーキングなどが近くにあればそんなに苦労はしませんが、お客様の会食場所の直ぐ近くにクルマを停められた時などは、その場所から動きたくない場合もあります。

たった4~5分のことでも、駐車監視員(通称:ミドリムシ)さんから狙われていますので、クルマから離れるのはとても危険なのです。

⑥ お酒が好きな人にはツラい仕事

大手4社のアルコールチェックはかなり厳しいです。

出勤時と退勤時にアルコールのチェックを行い「呼気中のアルコールが0.00kg/Lでないと乗務できません。

巷で市販されている1~2万円の安物と違い、オムロン製業務用機器が導入されていて、かなり正確に測定出来ます。

出勤時にアルコールが検知されるとその日は乗務できなくなり、欠勤扱いになるのはもちろんのこと、2度目もしくは3度目以降は以降は懲戒解雇になる会社もあります。

アルコールの反応基準は人それぞれであるし、体調にもよりますので一概には言えませんが、毎日3合以上お酒を飲む人は、大手に勤務するのは厳しいです。

全ての会社のアルコールチェック機能を確認した訳ではありませんが、他社のドライバーの話を聞いてみると、中小に比べて大手の方がアルコールチェックが厳しいのは間違いないようです。

⑦ 先の予定がたてられない

担当の仕事(専属)を持つと、先の予定が立てられません。

毎月月末近くに翌月の予定が確定するケースが多いですが、ひどい場合は2週間先位までの予定は分かっていますが、それ以降の予定は確定していなく、先の予定は立てられなくなる場合もあります。

フリーであれば予め休みを申請すれば取れると思いますが、こればかりは営業所や委託先によると思います。

若い頃からオヤジ持ちの人の話を聞くと「子供の運動会は1度も見に行ったことがない」と言っていました。

⑧ 運動不足と肥満

タクシーとハイヤーのドライバーになると太る人が多いです。

仕事中は座ったまんまで、待機中も寝ていたりテレビ観ていたりで、とにかく運動不足になります。

それに輪をかけて営業所がある場所もよく行く場所も「丸の内」や「赤坂」「六本木」「銀座」と美味しいお店が沢山あるところばかりなのです。

定期的に運動をしたくても、拘束時間が長くダイエットには厳しい環境です。

⑨人間的成長はない

人は人と接して成長するものです。

しかしハイヤードライバーは、あまり人と接しません。

朝、指示書(今日の仕事内容の詳細が書かれた紙)をもらって、その通りにクルマを運転し、お客様を送る。

終わったら帰って来て、洗車する。

控室でドライバー仲間と雑談することはあっても「お客様にむやみに話し掛けるな」と教育されていますから、お客様が話し掛けてこない限りほとんどお客様と話すことはないのです。

交渉や折衝、クレーム対応、上司から無理難題を言われることもなく、仕事での電話も連絡程度で終わるので気楽と言えば気楽ですが、残念ながら人として成長出来る環境ではないのです。

まとめ

今回書いた記事だけ読むとウンザリされるかも知れませんが、会社や営業所によってもかなり違います。

それより何より受け持つ担当によって、残業時間や休みの日数なども全く変わってきます。

ハイヤードライバーという仕事に満足して働いている人も沢山います。

いいことばかり書いた想像していたより良かった12のことも是非合わせて読んでみて下さい!

  • B!