地理研修と接客指導
完璧な教育体制
自分がお世話になっている会社のスクールには15名程の固定教官が在籍しています。
2種免許取得期間とタクシーセンターに行っている期間を除くと、1ヶ月強スクールに通うことになります。
教官は今までの経験職により、担当する業務が違います。
例えばタクシー乗務員だった教官は、メーター操作の実習、ナビの扱い方実習。
ハイヤー乗務員だった教官は、羽田空港の施設案内をしてくれる・・・など。
地理試験は92%が一発合格!
地理試験のお話しの際にも触れましたが、地理専門に教えて下さる教官もいます。
この方が素晴らしい教官で、この方のいう通り勉強すれば頭の硬い私のような50近いオッサンでも、まず一発で地理試験に合格します。
タクシーセンターの問題は8種類ありますが、全ての問題のストックがあり2日間で勉強します。
たった2日の授業で92%の社員が1発合格、恐らく99%が2回目で合格しています。
私は1発でしたが、32点ギリギリでした・・・
専用コースでの運転講習
また、簡易的な小さな教習所のコースでは、30万キロ以上走ったタクシーのお下がりのクラウンGパケを方向変換させたり、S字やクランクなど、教習所のコースよりも狭いコースで通り抜ける練習もします。
運転に自信がなくても全然大丈夫です!
燃費良く走る練習や、ハイヤー程ではありませんが、お客様に負担のかからないプロらしいスマートな運転の練習もあります。
ファミンコン言葉は禁止
そしてタクシーの中での、お客様の接客シミュレーションでは言葉使いを徹底的に指導されます。
ファミレスとコンビニ店員が使用する「いわゆるファミコン言葉」を使わないよう徹底的に指導されます。
代表例が「料金は410円になります。」「ホテルの車寄せにお停めするかたちでよろしいでしょうか?」
「行先のほうは東京駅八重洲口でよろしいでしょうか?」
みんなついつい出てしまい、最初は上手くできません。
確かに一流ホテルのフロントスタッフは、上記のようなファミコン言葉は使わないんですよね。
道がわからない・・・ 場合のシュミレーション
またお客様がご乗車されて、行き先の確認などタクシーの接客の基本も学びます。
当然新人ですから道が良くわからないので、お客様にルートを教えて頂きます。
そんなタクシー乗務員いるのか?って話なんですがわからないんだから仕方ありません。
シミュレーション、つまりお客様は教官が演じてくれているので、「飯倉の交差点を左ね」などと丁寧に教えてくれますが、実際はそうはいきません。
何故そうはいかないのかは、タクシー研修の際に詳しく書きたいと思います!