レクサス LS460 vs センチュリー 【後編】
前編はこちら
内装の質感、シートやオーディオ
内装はどちらもウッドがこれでもかと奢られて非常に豪華。
しかし、センチュリーのスイッチ類はデザインを含めてとても古めかしい。
基本設計は20年以上前だから仕方ないとはいえ、スイッチ類のデザインだけは一昔前の大衆車レベルと言っても過言ではありません。
エンジンスタートも主流のプッシュボタン式ではなく、昔のキーをひねる式です。間もなくデビューする21年ぶりの新型に期待したいですね。一方レクサスは前期型でも十分新しさがあるが、昔のデザインはメルセデスを意識している感じがありスッキリしていて私は好きです。
後期型は内装のデザインもアウディチックで今風ですが、モニターがかなり大きいです。こらは好みが別れるくらい大きいかな。
また前期型のナビは欠陥なのか、劣化して液晶画面が黄色くなっているクルマもありましたので、中古で探している方は要チェックです。
一方センチュリーのモニターが小さいのは仕方ないとして、解像度がCDの地図表示レベルでギザギザ、ファミコンの画面みたいと言っても過言ではなくこれはかなりのマイナス点、ドライバーにとって非常に見にくくナビはオマケ程度と考えた方がいいと思います。
センチュリーのタコメーターってデジタルなんですよね。
タコメーターなんて見ないからなんでもいいんですけど・・・
後期型LSのエアサスは素晴らしい
LS460、600hの後期型は、エンジンパワー、乗り心地のバランスの取れたいいクルマだと思います。
エアサスの出来も素晴らしいと思います。
新型LS500hも営業所に配備され、少し乗りました。
確かに内装の質感や安全装備は最新で、オモテナシ装備も完璧なのですが、このクルマにV6・3リッターは少々荷が重いのか燃費志向に振っているのか、どうも走らない感じです。
簡単に言うと旧型に比べて力がないな・・・という印象と足回りが硬すぎです。
新型LSのインプレッションはこちら
ハイヤーのドライバーは旧型LS(後期型)の方がいいなと口々に言ってますね。
国産唯一のV12エンジンは独特の味わい
一方センチュリーは、さすがに20年以上前の設計ですから細かいところを比べるのは可哀そうという気がしますが、V12エンジンの出来は素晴らい。
スターターモーターを回したときの甲高い音はこのクルマ独特のもので、この咆哮はたまりません。
センチュリーは高速道路をゆったり流すクルマ
高速道路をゆったり流した時のあの感覚は、他では味わえない独特の感覚です。
セダン指定で朝晩の通勤で使って下さる定期送迎のお客様で、普段はクラウンやマジェスタで迎えに行くことが多いです。
たまにクルマの都合がつかずLSやセンチュリーでお迎えにあがることがありますが、やはりセンチュリーの時の方がお客様受けはいいですね。
センチュリーに乗れない・・・という立場
しかし「社長車がマジャスタなのに、俺(専務)がセンチュリーはまずいよ」と怒られちゃうこともあります。
値段は変わらないのに、やはり風格がありすぎちゃうんですかね。
お客様にからは、センチュリー = 特別なクルマと認識されているようです。
センチュリーもダウンサイジング
デビューしたセンチュリーはV12→V8+ハイブリッドにダウンサイジングされ、ちょっと淋しいですね。
センチュリーはV12でいいような気もしますが、乗っているお客様はどっちでもいいのかも知れません。
ふわふわの船に乗っているかのような独特なエアサスの乗り心地と、湧き出るようなV12エンジンのトルクはもう味わえないのでしょうか・・・
センチュリーとレクサスLS、走りの比較へこちらから。
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リースナブル