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日産シーマVIP・G|試乗インプレッション

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40代でハイヤーに転職し配属されて半年、担当車は日産シーマに決まりました。

4ヶ月間乗りましたので、走行編と内装編に分けてインプレッションを書きたいと思います。

まずは走行編。

ライバルのマジェスタと比較

フーガより全長が175mm長いロングボディ

担当車のシーマハイブリッドは2015年式、グレードはトップグレードの3.5 VIP Gです。

フーガのホールベースを150mm延ばし、その延長分を全て後席にあてています。

トヨタで言えば車格的にフーガがクラウンなら、シーマはマジェスタがライバルと言えます。

クラウンよりひとまわり大きいサイズ

シーマのボディサイズは全長5120×全幅1845×全高1510、車両重量1950kgです。

クラウンとマジェスタは全幅1800mmをかたくなに守っています。

それに対し、フーガとシーマは全福1845mmとひとまわり大きいです。

全高もクラウンの1460mmに対し1510mmと、50mmも背が高いので運転した感じはもちろん、特に後ろに乗った感じではクラウンよりかなりゆったりした印象を受けます。

旧型レクサスLSのロングボディーより少しだけ小さいものの、国産セダンの中ではかなり大柄なサイズです。

パワフルなV6エンジン+日産独自のハイブリッドシステム

パワートレインはで306㎰のV型6気筒3.5リッターエンジンを68㎰のモーターがアシストする1モータ2クラッチのパラレルハイブリッドシステムを搭載しています。

マジェスタもエンジンはV型6気筒3.5リッターを搭載しています。

しかしハイブリッドシステムと駆動系は大きく異なり、マジェスタはCVTですがシーマとフーガは7速のトルコンATを採用しています。

BMWやメルセデスがハイブリッド車にCVTを使わずATを搭載する主義を日産が参考にしている姿が鑑みられます。

ハイブリッド車では珍しくタコメータが搭載されています。

左側の小さいメーターがパワーメーター

まるでエアサスの様なフワフワ、でも重厚な乗り心地

フーガより150mm長いホイールベースの恩恵で後席の足元は広々

静止状態からゆっくりとアクセルを踏むとモーターだけでスーっと滑らかに加速しますが、周囲の流れに合わせて走るようなシチュエーションでは直ぐにエンジンが介入してきます。

高級車らしくないギクシャク感

エンジン介入の際の音や振動は気にしていないとわからない...

というレベルとは程遠く「はい、エンジン掛かかりました!」とハッキリ分かるレベルで、このあたりは高級セダンらしくないです。

主張が大きいのは音より振動で、アクセルとステアリング、そしてシートにも「ブルンっ」という振動が大きく伝わってきます。

停止時、寝ている時にエンジンがかかると、びっくりして起きちゃいます。

また急な坂を登るシーンや、低速から加速するようなシーンではATにギクシャク感があります。

このあたりはマジェスタのCVTの方がジェントルだし、レクサスLSのスムーズさには及ばない印象です。

確かにCVTは原付みたいな変速感があり、ファミリーカー的と言う人が多いの事実ですが乗っている人はマジェスタの方がスムーズで滑らかに感じるはずです。

コンフォートサスペンションのデキは秀逸

しかし一定の速度になると、シーマのイメージは一変します。

まるでエアサスの様な重厚かつ、ソフトな乗り心地で快適そのものです。

ソフトとは言ってもフワフワというよりコシのあるソフトさです。

まるでセンチュリーのようで(ちょっと言い過ぎ?)・・・厚手のジュウタンの上を走っているような重厚でフラットな乗り心地です。

フーガより優れた静粛性

高速道路を巡航していても快適さは増す一方で、首都高の繋ぎ目も「ストン」と軽やかにこなします。

この辺りはコンフォートサスペンションの恩恵と、フーガより静粛性は明らかに上で遮音にお金がかかっています。

ここは800万円以上するクルマに乗っていると実感出来ます。

モーターは68psと非力なものの、アクセルをグイっ踏んだ時の加速時には、エンジン+αの力で引っ張られているのを実感できます。

V8・4リッターのような豪快さ

4リッターV8のようなアメリカン的なトルクフルな加速感を味わえます。

ワイディングはほとんど走行していないので割愛しますが、電動ステアリングの感触も、アシスト量に不足はなく、不自然さもないです。

この手のセダンにしては軽すぎず、しっとりした手応えで気に入ってます。

通常はノーマルモードで十分走りますが、ちょっと気合いを入れて走りたいときは「スポーツモード」にするとエンジン回転が700rpmほど上がり、車重が軽くなったように軽快に走ります。

走行モード切替ダイアルの両脇はシートエアコンの調節ダイアル

100km/h以上でもエンジンを停止

写真のスピードはは85kmほどですが、シーマのハイブリッドシステムは高速道路を100㌔以上で走行していても、巡航中なら頻繁にエンジンが停止しますので、燃費向上に貢献しているのを実感できます。

高速走行中でも80km/h以上でも積極的にエンジンを停止する

時速120km/hまでは、アクセルを軽く踏んだ巡航するシーンでは積極的にエンジンを停止します。

燃費は乗り心地を重視したハイヤーの走り方で、待ち時間がなければ9~10㎞/Lは走るのでこの手のセダンではいい方でしょうか。

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GU

2017年10月にハイヤー会社に入社、翌2018年4月からハイヤードライバーとしてデビューたGUと申します。ブログを通じて、これからタクシーやハイヤードライバーを目指す方のお役に立てたら幸いです。 このブログを読んで下さった方が、素晴らしい会社と仕事に出会えますように・・・

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