タクシーメーターの知られてない機能と操作方法
いよいよ研修も終盤、今日はタクシーのメーター研修のお話です。
「ハイヤーなんだからメーターなんて関係ないだろ!」って突っ込まれそうですが、実はハイヤーにもちゃんとメーターが付いてるんです、実は。
全く使ってませんけど。
で、メーターと言えば「ここで停めて下さい!」と言った瞬間に何故かいつも80円上がるあの「タクシーメーター」のこと。
メーターなんてお客さんが乗ったら測定開始の「実車」ボタンを押して、降りるって言われたら測定停止、精算の「支払」押せばいいんでしょ!
って思いますよね。
そうなんです。
しかし、あのメーターにはそれ以外にも様々な機能が搭載されているのです。
高機能なタクシーメーター
例えば高速道路に乗った際に押す高速ボタン、障害者の方が乗車された際に押す(1割引になる)障害者割引ボタン、また深夜割増計算、速度超過警告機能、などなど様々な機能が搭載されています。
自分は2ヶ月しか乗務していないので無線は取っていないので迎車でお客様をお迎えに行ったことはないですが、迎車の時にもメーター操作します。
その日の売上の合計や目標金額はもちろん、休憩をどのくらい取ったのかもメーターに表示されます。
最新のタクシー管理システム
恐ろしいことに、メーターにはメモリーカードが差せるようになっていて、帰庫した後にデータを会社のパソコンに移動するとその日1日の走行ルートを全て地図上に時系列で表示することができるのです。
さらに空車で走っていたのか、実車だったか、回送だったかも色分けされて表示されます。
またタクシーに搭載されているナビゲーションシステムと、あのタクシーの助手席のグローブボックス上についている「空車」とか「回送」とか表示されるスーパーサインと呼ばれる機器とも連動しているのです。
先輩の流し方をチェック!
お客様を乗せたくないから、繁華街から外れた場所を走行したりしてサボっていると、帰庫後に上司からお目玉を食らうことになります。
逆に売上のいい先輩方の流し方などを勉強することもできるのです。
さらにさらに、急ブレーキや急発進の回数や運転の評価まで出てきますので、昔で言う「神風タクシー」のような運転は絶対できないのです!
タクシーの支払い方法
また、タクシーの精算方法ってすごく沢山あるのです。
現金、クレジットカード、スイカ位ならいいんですが、カード系だとワオン、ID、タクシーチケット、あとは商品券みたいなのも種類が沢山あり処理の方
法が微妙に違い、スイカと現金の複合支払いなどもあり、もう研修中に頭はパニックです。
たまに街中で中小のタクシー会社の乗務員さんが信号待ちの時に、いまだに日報を手書きしているのを見かけますが、とても気の毒に思います。
大手のタクシーのほとんどはタクシーのシステムを導入していて、大手の乗務員さんはかなり便利なので楽だと思います。
時間メーター
最後に渋滞など時にタクシーのメーターが上がる寸前に降りるコツを。
写真のメーターに3つのバーが表示されています。
このバーが表示されると間もなく時間でメーターが上がるというお知らせの表示です。
この3つのバーが2つになり1つになり、消えると同時に料金が80円あがります。
渋滞していて目的地まで歩いてもたいした距離じゃない時にバーが表示され、ノコリ2つになったら「ここで降ります!」と言った方がいいでしょう。